成瀬は天下を取りにいくの感想!名言の中にある個性!小説

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成瀬は天下を取りに行くの感想!名言の中にある個性!小説 少女漫画
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今「成瀬は天下を取りにいく」読みました。
今回は小説。ジャンルが無いので少女漫画のカテで公開します。

では感想など

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成瀬は天下を取りにいくの感想!

結論から言うと

成瀬のキャラが濃い
この本を読んで天才と言う人もいたけど違う。
単なる自分に正直に生きる少女だ。
正直私は成瀬を魅力の塊と捉えていない。
孤独のさみしい女だ

「私のどこに惹かれたの?」
成瀬に返ってきた答えは
「だれにも似てないところかな。」

出会った瞬間から成瀬の個性を感じていた西浦。

この小説のすべてが「成瀬」についての個性と言ってもいい。
成瀬は自分に正直に生きる。
他人と迎合しない。

だからといって他人を傷つけたりするわけじゃない。
他人にあまり興味がないと言ってもいい。
他人を動かすことなど考えていないと思う。
それは彼女のとても苦手とするところだろう。
でも漫才なんかやっちゃって。
自分の感性を大切にし、自分に素直に生きていきたいと考える少女だ。
その思考はとても冷静だ。

若い人にはこれを読んで
こんな生き方もあるんだと思ってほしい。
だって
めったにいないキャラクターだから。
だって現実にもいるけど、こういった性格の人はオタクと呼ばれ、生きにくい。
大抵の女性は好きなことをしたくても、
他人の目を気にするし
仲間と群れている方が安心するからだ。
髪の毛の伸びる長さを知るために丸坊主にしたりしないし、
他人を巻き込んで漫才などしたりしない。

漫才といえば、相方が島崎。
島崎っていう幼馴染は成瀬にとってとても安心できる友達だったんだろうな。
自分を無条件で受け入れてくれる友ってなかなかいない。
あんな成瀬が何しようとまるごと楽しんで見続けることをきめた島崎もすごいと思う。

成瀬は決して孤独ではない。
浮いたりしない。(浮いてるって書いてあったぞ。)
浮いても気にしないというより、この話には、常に成瀬の一人行動ではなくて、常に誰かがいるのだ。
成瀬は自分の脳内だけで完結したりしない。
そこが現実とは違うと思うが
こんな世界があったら自分も羽ばたいていけるのではないかと未来に期待してしまう。

個人の翼を広げる夢のような本だと思えた。

名言の中にある個性

200歳まで生きる

成瀬が突拍子もない事を言った。
120歳まで生きるのではなく、200歳まで生きる、だと。
でも成瀬は言う。

「わたしが思うに、これまで二百歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの人が二百歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。」

本当だな、成瀬。
思考が先、現実が後。
そのとおりだよ、成瀬、私もね200歳まで生きられる気がしてきた!

思考するだけできっと人って無限の可能性が生まれるんだな。

そしてそれは一人ではないことに気づく瞬間。
島崎が東京に引っ越すと知ったとき、何も手につかなくなった成瀬。

ああ・・・・・・
知らなかったんだね。
頭じゃないんだ、思考じゃないんだ。
平気だと思っていても、体のどこかがちゃんと知っているってことを。

でも成瀬は強かった。
人って一人じゃ生きられないって、でも自分らしく生きていくって大事なことだって私も再確認したよ、成瀬。

だれにも似てないところかな。

前述の西浦のハッとする一言。
「自分はこのままでいいんだ。」
って勇気づけられた人って多いんじゃないかな。
そう。
みんな
あるがままでいいんだよ、君らしく、君のままで。

この言葉が私は一番好きです。
他人の目を気にする自分にとって「その評価」って素晴らしいと矛盾を感じてしまった私。
人って弱いね。
自分に近づこうとする理由って知りたいよね。
自分だけの光を出すことって、とっても大切なことだって言ってる。

西浦くんありがとう、感謝します。

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